パリシンポジウム『禅と芸術:禅の実践、茶、絵画と詩』@ギメ美術館オーディトリム

ミホプロジェクトからパリでのシンポジウムのご案内です。
私どもが長年あたためていた企画です。

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  パリシンポジウム
  『禅と芸術:禅の実践、茶、絵画と詩』
  @ギメ美術館オーディトリム
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パリで日本文化に関するシンポジウムを行います。
事前申込が必要です。
予約:ギメ東洋美術館のHPにて9月7日より受付開始
   http://www.guimet.fr/

2018年は日仏交流160周年の記念すべき年であり、同時にパリを中心に日本文化を紹介する大きな催し「ジャポニスム2018」が開催され
さらに、欧州に大きな災厄をもたらした第一次世界大戦終結(1918年11月)100周年に当たります。
こうした時機をとらえ、フランス極東学院およびギメ東洋美術館との間で、パリで茶の湯、茶文化そこから日本文化について考える
国際的なシンポジウムを開催したいとの計画が発起されました。
第一次大戦終結当時の仏宰相のクレマンソーは、会場であるギメ美術館の創設者エミール・ギメとともに、
当時の駐フランス日本国特命全権大使招待のお茶会に出席し、そこで日本の茶の湯の文化に触れました。
クレマンソーは感銘を受け、岡倉天心の「茶文化」を座右の銘とし、日本の思想、日本の芸術文化をとりわけ尊重し、第一次大戦の終結を願ったと言われます。

日本人の美意識、感性、精神性などに世界の注目が集まる中、禅、茶の湯を中心とする世界観、さらにそこから広がる文化、芸術性を
アートの側面からも関係づけ議論し、相互の認識を深めることは、国際的な文化交流の重要性や世界の平和を考える機会となるでしょう。
具体的には日本から3人のメインスピーカーと共に、禅文化、茶の湯文化、アートの3つの方向からお話をいただき、
フランス側からも数名の専門家が参加し、多様多彩なスピーカーによる講義と茶道のプレゼンテーションをメインに据えたプログラムを構成します。
また、本イベントはギメ美術館が開催する「文化プログラム」の一つとして位置づけられます。

[シンポジウム詳細]
日程:10月6日(土)7日(日)
会場:パリ ギメ東洋美術館

6日(土)
13時開場
□小堀月浦和尚「禅の生活」
□熊倉功夫氏「日本人の深層心理」
□芳澤勝弘氏「画賛―鑑賞と楽しみ」
□フランソワ・ラショー氏「禅、茶の湯と詩 売茶翁から漱石まで」
※18:30 終了予定

7日(日)
11時から12時 お呈茶
□小堀月浦和尚「密庵席」
□フィリップ・ニーゼル氏「私の文化論」
□熊倉功夫「茶の湯とは何か」
15時半から16時半 お呈茶
予約:ギメ東洋美術館のHPにて9月7日より受付開始
   http://www.guimet.fr/

ご不明な点がございましたら
ミホプロジェクト(075-417-4879)までお問い合わせください。